臨床報告
2017年01月31日
“義足”の銀メダリスト
こんにちは、スポーツ活法代表講師の田中宣彦です。
スポーツ活法として情報を発信させていただき、約1年が経ちました。
DVDやセミナーを通して本当に多くの方と交流させて頂けた、 素晴らしい1年となりました。
北海道から九州まで「スポーツ活法」が 拡がっていることがとても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
技術を提供するということは、料理のレシピをお伝えすることと一緒です。
自分にしかできない技術ではなく、チームで多くの患者様やアスリートに喜んでもらえる技術のほうが価値があると思い、日々努力させていただいています。
先日もリオパラリンピックで大活躍され、メダリストとなった山本篤選手の治療をさせてもらいました。
パラリンピックメダリストと…
山本選手は2008年の北京パラリンピック走り幅跳びで銀メダルを獲得した 日本の義足陸上選手初のパラリンピックメダリストです。
リオでの活躍も眠い目をこすりながら応援させてもらっていました。 そんな山本選手のサポートができることは、本当にやりがいがあります。
彼は左足が義足です。
義足のアスリートは今まで治療したことがありませんでしたが、 最初の治療で確実に痛みの消失と、パフォーマンスの向上ができました。
それからもっと詳しく彼の身体を知るために、 彼が練習をする大阪体育大学まで一緒に行き、トレーニングや練習をチェックして身体を調整。
そして、また練習をして身体の調整をしていきました。
治療所に来てもらい院で治療するときは、細かな症状や動作をみながら調整しています。 そんな彼との時間こそが、私の大きな報酬となります。
東京オリンピック・パラリンピックまでしっかりとサポートさせて頂き、彼の活躍する姿を応援したいと思います。 そんな山本選手は今度はスノーボードに挑戦しようとしています。
常に成長し、常に進化しようとする彼の姿や人柄から多くのことを学ばせて頂いています。
私たちが治療から得られるもの 私たちの仕事は痛みに苦しむ人を救ったり、 パフォーマンス向上を手伝ったり、けがの予防をさせてもらい対価をもらいます。
しかしその対価は金銭だけではありません。
一番の対価こそ、「やりがい」だと感じています。
治療家であるからこそ得られる「やりがい」を多くの治療家仲間と共有したいと思っています。
日々やりがい、生きがいをもって、治療家という生業を楽しめる治療家を増やしていきたいと本気で思っています。
スポーツ活法に興味がある人は、 是非スポーツ活法の扉を叩いてみてください。